あなた好みのミネラルウォーターは？

ミネラルウォーター類の原料は水道水の場合は、水質基準（５１項目）を満たす必要があり、それ以外の場合は、食品衛生法上で定められた基準（１８項目）に適する水でなければなりません。

製品となったミネラルウォーター類については、混濁、沈殿物、ヒ素、鉛、カドミニウム、スズ、大腸菌群、陽球菌、緑膿菌についての成分規格基準を満たしていなければなりません。
農林水産省が設定した品質表示ガイドラインでは、原水の採水場所や処理方法によって、ミネラルウォーター類を4種類に分けています。

ナチュラルウォーター

特定の水源から採水された地下水のみで、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の物理的、化学的処理をおこなわない水

ナチュラルミネラルウォーター

特定の水源から採水された地下水（鉱泉水、鉱水など） で、ミネラル成分が溶け込んでおり、沈殿、ろ過、 加熱殺菌 以外の物理的、化学的処理をおこなわない水

ミネラルウォーター

原水は上記同様で 、ろ過、沈殿及び加熱殺菌以外に複数の原水の混合・ばっ気・オゾン殺菌・紫外線殺菌、原水のブレンド、ミネラル成分の調整、ばっ気処理をした水

ボトルドウォーター

飲用水 飲用できる水 （水道水、蒸留水、河川の表流水などで飲用に適しているもの）

をボトルにつめた水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（農林水産省「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」より）

外国のナチュラルミネラルウォーターは加熱・処理をしてはならないとされています。

「鉱水を原水とし、泉源から直接採水したものを自動充填した後、

密栓したもの」「原水が病原微生物や有害な雑菌に汚染されていず、

１ミリリットルあたりの細菌数が５以下であるもの」

といった基準に適合するものについては殺菌または除菌を要しないとされています。

日本で流通するナチュラルミナラルウォーターは、国産品は

殺菌済みナチュラルミナラルウォーター、

外国産は、無殺菌ナチュラルミナラルウォーターが大半ということになります。
外国産のナチュラルミナラルウォーターは水源の環境管理が非常に大切であり、

輸送中にほかの芳香成分が製品内を汚染しないような管理も重要となります。

ミネラルウォーターには軟水と硬水があり、

ミネラルをより多く含むものが硬水と呼ばれています。
ミネラルウォーターを適性に合わせて使い分ける上で、

ひとつの目安となるのが、この「硬度」です。
硬度とは、水に含まれているミネラル成分のうちの、

カルシウムとマグネシウムの合計値を数字で表したものです。

硬度100未満の水を軟水、
　　100以上300未満を中硬水、
　　300以上を硬水と一般的に呼んでいます。

硬度100未満の軟水は、炊飯や和風だしをとるなど、日本料理全般に。

また、緑茶をいれたりするのに適しています。

逆に硬水で炊飯をすると、ごはんがパサパサになったり、

緑茶の味や香りが十分に引き出せなかったりします。

エアロビクスやマシーントレーニング途中の水分補給や、目覚め、就寝前などクセが無いので気軽に利用できます。

さらに寿司飯やお赤飯、ケーキ等のお菓子作り、パンや蕎麦うどん、ピザ生地等をこねるのにも安心して使用できます。

多様途に使用するのに適しているのが軟水です。日本の水道水は軟水です。

硬度100～300の中硬水は、洋風だしをとったり、煮物や鍋物をするのに向いています。

また、深煎豆やインスタントコーヒーにも向いています。